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新刊関連エピソード(6)

皆さん、こんにちは。

またまた前回に引き続き、新刊=『万極』『まえがき』の続きです。

(前回=~2007年の札幌開催に勃発した「馬インフルエンザ」なのだ。=に続く)

1回札幌の第2節と同時に新潟・小倉も一斉に休止に追い込まれ、競馬マスコミからは連日年内の開催目途は立てられない状況といった不安情報が伝えられ、公営競馬までも休止に追い打ちされたファンには、正月の7日開催や9日目天皇賞どころではない一大パニックが巻き起こる。

 狂牛病に倒れた牛たちや鳥インフルエンザで大量殺処分される家畜たちの防疫対策を日頃テレビ画面で目撃している身にしてみれば、今年の暮れの有馬は、もしかしたら4頭立てかもと案じたことだろう。

 しかし、ご存じのとおり休止はその1週間だけ。翌週からは何事もなかったかのように通常の開催が再開された。いったいあの騒動は何だったのか。怪け 訝げんに思った人もいたに違いない。

 しかし、再開された競馬は決して通常どおりのものではなかった。休止の穴埋めとして秋の福島や暮れの中京は10日間化、5回東京、5回京都も9日間化したし、さらに開催される競馬日の増減は翌2008年の1回福島6日間化、1回中京10日間化へと拡大し、その余波は1年を経過した2008年秋の3回福島10日間化、3回中京6日間化へと続いていく。この時点で第3場(福島、新潟、小倉など)の変則開催は完全に常態化したのだ。

 今年の2回東京、3回京都12日間開催と、それに続く4日間競馬の夏季番組、3回東京開催や秋季番組に設計されている4回新潟、3回福島、3回中京の各6日間競馬なども、元を糾ただせば2007年夏、インフルエンザに名を借りて1週間開催を中止した事件を震源とする壮大な情報操作のなせる業だ。

(以下、次回(7)に続く)



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新刊関連エピソード(5)

皆さん、こんにちは。

前回に引き続いて、片岡先生の新刊=『万極』『まえがき』の続きです。

(前回=~秋天の9日目化はその布石にすぎない。=に続く)

 迎えた2007年夏季番組、そこで発表された夏季番組表はその春までの書式を捨て、現在あなたがネット上で接しているものと同じ形態に変更されることになる。年3回発行される番組表の書式が途中で変更になるという事態は、30年あまり競馬番組表観察を続けていた私にとっては、衝撃的な事件である。そして、その異例中の異例措置は、もう大半のファンにとって昔話になりかかっている「Jpn」の表示が重賞競走に表記されることになった新機軸の導入に合わせて改訂されたのだ。

 それにより2008年夏以降、ジャパンCダートの阪神移設、3歳特指重賞の国際競争化以下、JRA競馬が「パートⅠ競馬所属国」入りを果たし、それにあわせて番組表の設計を徹底改造していくための移行措置、Jpnはその目的への手段なのだが、もちろん移行措置を講じたからといって、翌2008年夏季以降に投入された第4馬券(全レース馬番3連単馬券発売)時代に参加する馬たちが全員パートⅠ競馬所属国の競争馬としてふさわしい資格を備えているのではないから、言ってみればJRAの全競馬場はオール電化の高層マンションに姿を変えたのに、住んでいる住人は鎌倉幕府の侍もいれば江戸の町人もいる、明治時代の女学生、大正末期のお役人などなど多種多様な人種の集合だった。

 この雑多なキャリアを一度の新陳代謝で総入れ替えすることは不可能だ。それどころか最もオール電化住宅の環境になじみやすい小学生さえ、まだ文部省唱歌と教育勅語で学校通いの状況なのだから、彼ら全部を一掃し最新設計に見合う戦歴の持ち主たちでクラシックや古馬重賞のメンバーを構成するためには、まだ少なくとも4年以上の時間が必要になる。 その間は番組表自体の設計を合理的に空洞化させておかねばならない。そこで主催者、いや番組表の設計者たちが投じた究極の一石が、2007年の札幌開催に勃発した「馬インフルエンザ」なのだ。

(以下、次回(6)に続く)



新刊関連エピソード(4)

皆さん、こんにちは。

もう既に片岡先生の新刊=『万極』をご購読された方も多いこととは思いますが、まだ御覧になっていないという方のために、あらためて『まえがき』の続きをお届けしたいと思います。

(前回「新刊関連エピソード(3)」の最後=~そのために道路交通法の丸暗記を始める大馬鹿野郎なのだ。=に続く)

 本稿が上木されてあなたが手に取ってくださる頃、ちょうど2年振りの福島開催が終了を迎えているだろう。さまざまな問題を乗り越えて開催に漕ぎ着けたのはめでたいかぎり、皮肉屋の私も素直にそう思う。だが、復活した1回福島開催は2年振りではない。実は5年振りの開催なのだ。それは8日間競馬だからである。
 
 中止を余儀なくされた昨年開催も、レジネッタが第7回福島牝馬Sを制した2010年も、2009年、2008年春までさかのぼっても福島開催はすべて6日間しか競馬日のない開催だった。春の1回福島が通常の8日間番組を行ったのは2007年春までで、それからの4年間はことごとく6日間番組だったのだから、震災をまたいで8日間開催が行われる今年は5年振りの正規開催なのだ。
 
 最後の8日間競馬が設計されていた2007年春季番組は、現在のそれと書式が異なる縦開きだった。上下2ページに1日分の番組が分かれて記載され、一連の施行規則は次の2ページに、こちらも上下で記載される不便と言えば不便な書式で発行されていた。

 そして、その年の東西金杯が開催される1回中山と京都、この開催で奇妙なことが起きている。開催が7日間化しただけではない。不足の1日分は秋天が行われる10月に補完すると、したがって第136回秋天は4東9日目という異例の競馬日を与えられることになった。

 そのあたりの顛末は以前上木の小著でも触れたので、ご記憶の向きもおいでのはずだ。

 百歩譲って正月の7日開催はよしとしても、不足分を秋に持ち込むのはどういう了見だと聞いてみたところで番組表の作り手たちが答えてくれるわけではないから、不承不承ファンは毎週の競馬へと戻り、やがてそこに埋没して7日開催も9日目の秋天も忘れてしまう。

 しかし、彼らがこの奇妙な設計を番組表に施したのは、その夏からの競馬を契機とする壮大な計画があったからで、秋天の9日目化はその布石にすぎない。

(以下、次回=「新刊関連エピドード(5)」に続く)



新刊巻末資料集補説(2)

皆さん、おはようございます。

こちらのブログでは、新刊の巻末資料について、過去に先生の著書やブログ記事等で、既に御紹介済みの着眼点のみを御披露させて頂きます。

なおメール会員の皆様には、メール会員限定ブログ=『片岡理論の中級知識』におきまして、やはり過去のメール配信等で御紹介された観点を、今後徐々に御披露していきたいと思います。

ということで、今回は『1着賞金額の推移~』の204~205ページの「古馬G2戦」に関してです。

これも例えば、天皇賞(春)のステップ戦である日経賞・阪神大賞典・産経大阪杯は今年からすべて1着賞金6000万戦となりましたが、御存知のように日経賞・産経大阪杯は6400万から400万減の6000万なのに対し、阪神大賞典は6500万から500万減の6000万です。

同様に天皇賞(秋)のステップ戦であるオールカマー・毎日王冠・京都大賞典においても、今年からすべて6000万戦となったものの、オールカマーは6400万から400万減の6000万なのに対し、毎日王冠・京都大賞典は6500万から500万減の6000万です。

こうしたことに、それぞれの別定条件規定とその変遷等を加味して各自御研究なさってみて下さい。

その他にも、やはり同じ6000万戦とはいっても、ずっと昔から6000万戦であり続けたAJCCのようなレースもありますし、そのAJCCとともに長いこと6000万戦であり続けた日経新春杯のように09年に200万減の5800万戦化したあとさらに今回300万減の5500万化したレースもあります。

「そうした理由について考えてみろ!」といわれてもなかなか正解など出せる問題ではありませんが、とりあえずいろいろと分類して行ってみて下さい。

*あらためて申し上げるまでもないことですが、「府中牝馬S」の1着賞金が11年に突如3800万から5300万に挙げったいるのはミスプリントではなく、皆さん御存知のようにこの年それまでのG3戦からG2戦に昇格したためです。それから、「阪神C」は06年に創設されました。



新刊巻末資料集補説(1)

皆さん、こんにちは。

今回から具体的に新刊の巻末資料集を少しずつ見ていくことにしたいと思います。その前にこれらの資料は元々こちらのプライベート用の資料をそれらしく修整したものなのですが、とにかく急な話で校正もしておらず、誤字脱字等も多々あるかもしれないので、そうした個所を発見された方は各自で適宜修正願います。

まず、『1着賞金額の推移と2012年増減額』の最初の202~203ページを御覧願います。

皆さんも御存知の通り、今年度は殆どの重賞レースの1着賞金が減額されていますが、ことG1戦に関する限りはすべてのレースが現状維持と言いますか、変更されていません。

推移を見ていきますと、古馬G1戦においては06年というのが非常に重要なターニングポイントです。

具体的には、古馬芝1200MのG1戦である高松宮記念とスプリンターズSが、前年度の9400万から100万だけ増額されて9500万となりました。同じく古馬芝1600MのG1戦である安田記念とマイルCSも、前年度の9400万から600万増額されて1億になりました。

このことにより、芝1200M戦と芝1600M戦に差が出来たことに加え、それまで1着賞金9400万等額戦として機能してきた5つのレースのうち、唯一9400万に据え置かれたダート1600MのフェブラリーSのみが「1着賞金単独戦」となってしまいました。

それとは反対に、この06年は古馬牝馬限定G1戦のヴィクトリアMが創設されました。そして、その1着賞金9000万に合わせてそれまで1着賞金1億だったエリザベス女王杯が1000万減額となり、唯一の古馬牝馬限定G1戦かつ1着賞金単独戦であったものが、スプリンターズS=高松宮記念、安田記念=マイルCS、春天=秋天といったような、1着賞金が等額となるG1戦群を形成することとなりました。

また、これとはまたしても正反対に、2歳G1戦である朝日杯FSと阪神JFは07年まで「1着賞金等額戦」でしたが、08年を境にそれぞれが「1着賞金単独戦」となり、それぞれが別々の道を歩むこととなりました。

*ちなみに阪神JFの欄で「牝」の記号が抜けていますので付加しておいて下さい。




新刊巻末資料集のご利用方法について

皆さん、こんにちは。

今回の新刊本=『万極』には、応募者の皆様への『レース直前予想』特典サービス等の他に、新趣向として巻末に特別付録が付いています。

そのうちの1つはこれまでのように当該番組表のコピーなのですが、そのほかに今回初めて『1着賞金金額の推移と2012年増減額』『重賞レースの冠名と副賞』という資料がそれぞれ12ページ分と14ページ分掲載されています。

これらは昨年の天皇賞(秋)前日講演会に御参加頂いた皆様にお配りした資料に、新たに2012年度分を追加して再構成したものです。

基本的には競馬番組表、それもJ=GATEで購入する本編ではなく、競馬場や各ウインズ等で無料で配布されている小冊子に掲載されている資料をまとめただけのモノです。なので、皆さんの中には御自分でこれよりも更に詳細な資料を作成して利用されている方も大勢いらっしゃるとは思いますが、そうした1つの作成例だとお考え下さい。

この資料集に関しましては、メール会員の皆様などへの配信レポートには、折に触れてそうしたお話をされることもあるのですが、今回の新刊の中で特にこれに関する利用方法などへの直接的言及はありません。

勿論各自でご自由に利用方法を考えてもらって全然構わないのですが、何かの参考にいくつかの利用例を御紹介させて頂きたいとと思います。

では、次回から具体的な内容に入っていきたいと思います。



ブログタイトル変更のお知らせ

皆さん、こんにちは。ゴールデンウィークも後半に差し掛かりました。

さて、片岡先生の新刊本=『万極』発売に合わせて2週間ほど前に『片岡勁太のライブラリー』として急遽開設致しました当ブログですが、開始早々いきなりのブログタイトル変更です。

新タイトルは『J番・片岡FC(片岡勁太ファンクラブ)』です。

今回は配本状況が混乱していたらしく、一部ではまだ予約していながら現物を入手できていないという方も居られるようですが、そうは言いましてもほとんどの皆様は入手され、中身も御覧になられたことと思います。

いずれにしましても、皆様への新刊本の発売に関する情報提供ができたことで、当初の最大目的は達成されたことになります。今後も新刊情報の御提供や、今までの先生の著書の御紹介は継続していくつもりです。

しかしながら、それだけでは物足りないという皆様もいらっしゃると思いますので、今後は片岡先生関連の情報やエピソード、もしくは競馬番組表理論に関するよもやま話的な記事も掲載していきたいと思います。

さらに様々な業務連絡や、メインブログの記事に関する補足事項や関連事項の掲載もさせて頂くつもりです。

競馬番組表理論研究者の皆様方におかれましては、今後とも、メインブログはもとより当ブログに関しましても、引き続き深い御厚情を賜りたいと思います。

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Author:片岡勁太
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