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新刊関連エピソード(5)

皆さん、こんにちは。

前回に引き続いて、片岡先生の新刊=『万極』『まえがき』の続きです。

(前回=~秋天の9日目化はその布石にすぎない。=に続く)

 迎えた2007年夏季番組、そこで発表された夏季番組表はその春までの書式を捨て、現在あなたがネット上で接しているものと同じ形態に変更されることになる。年3回発行される番組表の書式が途中で変更になるという事態は、30年あまり競馬番組表観察を続けていた私にとっては、衝撃的な事件である。そして、その異例中の異例措置は、もう大半のファンにとって昔話になりかかっている「Jpn」の表示が重賞競走に表記されることになった新機軸の導入に合わせて改訂されたのだ。

 それにより2008年夏以降、ジャパンCダートの阪神移設、3歳特指重賞の国際競争化以下、JRA競馬が「パートⅠ競馬所属国」入りを果たし、それにあわせて番組表の設計を徹底改造していくための移行措置、Jpnはその目的への手段なのだが、もちろん移行措置を講じたからといって、翌2008年夏季以降に投入された第4馬券(全レース馬番3連単馬券発売)時代に参加する馬たちが全員パートⅠ競馬所属国の競争馬としてふさわしい資格を備えているのではないから、言ってみればJRAの全競馬場はオール電化の高層マンションに姿を変えたのに、住んでいる住人は鎌倉幕府の侍もいれば江戸の町人もいる、明治時代の女学生、大正末期のお役人などなど多種多様な人種の集合だった。

 この雑多なキャリアを一度の新陳代謝で総入れ替えすることは不可能だ。それどころか最もオール電化住宅の環境になじみやすい小学生さえ、まだ文部省唱歌と教育勅語で学校通いの状況なのだから、彼ら全部を一掃し最新設計に見合う戦歴の持ち主たちでクラシックや古馬重賞のメンバーを構成するためには、まだ少なくとも4年以上の時間が必要になる。 その間は番組表自体の設計を合理的に空洞化させておかねばならない。そこで主催者、いや番組表の設計者たちが投じた究極の一石が、2007年の札幌開催に勃発した「馬インフルエンザ」なのだ。

(以下、次回(6)に続く)



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